ちびた鉛筆のこと。
オモニ、アボジが買ってくれた鉛筆。削って、削って、指で握ることもできないほど短くなるまで使った学生時代の思い出。そして、だんだん短くなった筆箱の中のモンダンヨンピルは、もっとも「大切」に使うようになる。これ以上、手に握ることもできなくなると、オモニはボールペンの握り手をつけてくれました。
過去70年、私たちの無関心、日本社会の差別に晒された在日同胞と民族教育は、もしかしてそのちびた鉛筆に似ているのかもしれません。でも、数千、数万のモンダンヨンピルが一つになって、キラキラ輝く新しい鉛筆になるのだと、これからは「希望」を語っていきたいです。